村上春樹と仏教

サイトの趣旨

これは村上春樹さんの文学・小説を仏教の観点から研究するために、日本で開設された初めての本格的なサイトです。 いままで村上春樹さんは「グローバル作家」としての面に光があてられて論じられるのが普通でした。ですが、仏教思想に関心をもつ者の目からみると、村上さんほど「仏教的な」小説家は、現代日本ではほかに思いつかないほどです。 たとえば、村上さんの代表作の一つとされる『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』に描かれる〈世界の終り〉はまさに『般若心経』の説く理想世界そのものです。 そしてその点において村上文学の世界は、禅に素養が深かった書家で詩人の相田みつをとの興味深い類似性をしめすのです。 また、『風の歌を聴け』(1979)でデビューしてから今日にいたるまで、村上作品の底からは「生も死もない」という「生死即涅槃」「煩悩即菩提」の二大メッセージのエコーが聞こえてくる。 そして村上作品と仏教的世界観との親和性をおしえる例は、これらにはかぎりません。 本サイトは、2016年1月下旬まで、村上作品にみられる仏教的世界観の展開をその主要な八つの長編小説を素材に追った研究論文「仏教と村上春樹」を掲載しました。 これを皮切りに、今後も「研究」「連載」「エッセイ」の各欄を柱に内容をさらに充実させてゆくつもりです。 では、はじめましょう。

ニュース

平野純著『裸の仏教』(芸術新聞社・税別1850円)が発売されました。

ブッダ゛の怪物的な教祖としての側面に焦点をあて、追求した仏教入門書の新刊です。
阿部清子さんの迫力ある挿画もお楽しみください。


平野純著『高校生からわかる〈web仏教〉入門』(kindle・669円)が発売中です

『高校生からわかる仏教入門』『高校生からわかる〈ソロ充仏教〉入門』に続く〈高校生からわかる仏教入門〉シリーズの第二弾。シリーズ初のコラム集です。


ブログ「平野純の日記」の連載について。

ブログ「平野純の日記」に2016年12月~2017年5月まで連載した「web社会と仏教」をテーマにしたコラムが、加筆訂正のうえ、『高校生からわかる〈web仏教〉入門』kindleとして、電子書籍化されました。ぜひご一読ください。
なお、ブログは現在、休載中です。
http://hiranojun-bukkyo.hatenablog.com/


平野純著『村上春樹と仏教Ⅰ・Ⅱ』が発売中です(楽工社・各2400円)

当サイトに掲載した「仏教と村上春樹」「村上春樹の世界」(2015年11月~2016年1月)および「作品研究」(2016年2月~2016年3月)に大幅に加筆・修正したものです。
一般書店またはネット書店にてご注文ください。


当サイトに現在掲載中の文章は以下の通りです

【連載欄】
〔仏教篇〕第一回~第六回/「仏教3・0と神秘主義」「IoT社会と〈梵我一如〉」
 「ホログラフィー理論と仏教」(2017.5.8)「ゲノム編集技術〈クリスパー〉と仏教」(2017.5.11)その他の論文。
〔村上春樹篇〕【クロモフォビアからみる『騎士団長殺し』】(2017.3.15)
 「『騎士団長殺し』を読んで」(2017.2.25)/「春樹文学の行方について」(2016.6.17)
【エッセイ欄】
「TV時代劇の密教」/「斎藤美奈子著『ニッポン沈没』―〈無縁〉の思想」
「立花隆さんの死生観と仏教」「『美人画づくし』と仏教」


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